〜これは今から約1年前の話〜



私には大好きな彼氏がいた。



名前は涼介。サッカー部のエース。



昔から顔もかっこいいから女子のファンも多かった。



「莉音〜帰ろー!」



お互いに部活がない日はいつも涼介は私の教室に迎えに来てくれた。



「なー莉音。俺らもう中3じゃん?莉音進路決めてんの?」



「えーまだ。」



「でもまぁお前は頭いいからどこでもいけるよ!」



自分で言うのも変だけど、私は結構頭がよかった。



定期テストも常に学年5位には入ってたし。



それに比べてサッカーバカの涼介。



付き合い始めた頃は本当にみんなに驚かれたな〜。