不思議の国の物語。

そして,何故あのことを知っていて…。
考えて,考えて…。 でも途中で自分は戦っている。
千世子のために戦っていると思うと…自分は頑張れるような気がする。 千世子はもう…黒戈(くろか)のとこへ行ったのだろうか?
「ほらほら,考えことなんかせず俺のほうへ向かってこいよ。」
…なんか面倒になってきた。 こいつと殺し合うの。
さっさと殺すか。 こいつ。 そうあたしが思っていたときに…
麻折が起きた。 ゆっくりと。
「お兄ちゃん,なぁーんであたしじゃなくて燐火ちゃんと戦っているの? まだまだあたしは元気なのに。 なんでぇ?」
「そ,そういわれても…。」
当の本人も困惑している。 そりゃ,そうだな。 一回死んだと思った奴が生き返るんだから。
「そういわれてもってー。 なんか酷いよ…。 お兄ちゃん♪」
あぁ,やっばり。 こうなったか。
憎しみという感情を持つなとあれほど言った。 けど無意味だったみたい。
「ほら,ほら。 お兄ちゃんあたしはまだ生きてるし元気満々だよぉ。 お兄ちゃんからこないんならあたしから行ってあげるよ。」
感謝しなよぉ。 そういって麻折は兄へ飛び掛った。
「ちょ,待て。 麻折。」
「なんでぇ?」
…やはり崩壊が始まった。
麻折の体が…パキパキと音を経てる。
「ふぇぇ~?」
「…。」
麻折はなんでと思っている。
Jはその光景を見て硬直している。
「あぁぁ。 だから言ったのに。 ねぇ。黒戈?」