カッコよくなりすぎっ!

「本番あのTシャツ着るの楽しみだなー。吉永さん絵が上手なんだね」

「えっ!?」


隣の女の子に急に話しかけられて、びっくりする。



「そうそう、絶対よそのクラスよりいいTシャツだよね!天才だよ!」

さらに隣の女の子も言う。



私はちょっと恥ずかしくなった。



「そ、そんなことないよ!絵を描くの昔から好きなだけで…」

「あーやっぱり!絵が上手い子って小さい時から上手いもんねー!」

「いいなあ、私絵を描くの昔から苦手でさあ…」



あのTシャツをきっかけに、クラスの子たちと話せるようになってきた。


最初は戸惑いを隠せなかったけれど、今は割と自然に。



みんなと話せるのは、やっぱり嬉しい。



でも…



やっぱり隼人が引っかかる。



私だけクラスに馴染んで、隼人はそのままなんて、それでいいの?



そんなことを考えていたら、あっという間に練習は終わった。