カッコよくなりすぎっ!

「さ、そろそろ帰るか」


えっ?


ふと時計を見ると…18時!?



そう言えば完全に夕暮れになってる。



こんな遅くまで帰らなかったの、初めて…。



「凛のお母さん心配するから、帰るぞ」


ドキッ!


り、凛…!?



昔は凛ちゃんて呼んでたのに!?



手を引かれ、家の方に歩き始める。



「ちょっと、荒川くん…っ」

「あ?いつまでその呼び方すんの?昔みたいに隼人って呼べよ」



昔とキャラが全然違う!


昔の隼人からは、全く想像できない!!



色々なことをぐるぐる考えていたら、あっという間に家に着いた。



隼人がインターホンを押すと、すぐにお母さんが出てきた。



「あら凛、おかえり。…あら、もしかして隼人くん!?」


え、お母さん気づくの早くない…!?



「お久しぶりです」

「まーいい男になったわねー!どうだった?学校は」

「まあぼちぼち」



…ん?



「お、お母さん」

「ん?」

「もしかして、隼人がこっち戻ってきたこと知ってたの…?」



お母さんはニッコリ笑う。



「ええ知ってたわよー!隼人くんのお母さんから電話で聞いてたもの!」


えええええ!?



「なんで私に教えてくれなかったの!?苗字変わってるし見た目も全然違うし、私全然気づかなくて…!」

「俺が黙ってるように頼んだんだよ」



…え?


隼人が…?



「ど、どうして…?」

「凛をびっくりさせたくて。見た目も苗字も変わって、いつ気付くかなーって」



隼人がにっこり笑った。



全く気づかなかった自分が恥ずかしい…!!!