「えー、なんかすごい子が来ちゃったんだね」


理沙ちゃんは私の話を頷きながら聞いてくれた。


「多分荒川くんの向こうの友達が何人か追加でこっちに来たってことだよね。まだこっちにいるのかな？」

「どうかな、あれから連絡とってないし分かんない」


勢い良く追い返した後だから、私からはとても連絡できなかった。


でも、今隼人がどうしてるのか気になる。



「てか、凛て荒川くんと付き合ってたの？」

私は飲んでたアイスティーを吹き出しそうになった。


「え！？付き合ってないよ！」

「えー、そうなの？」


理沙ちゃんは不思議そうな顔をした。



「だってさ、凛が彼女みたいに話すし、荒川くんは彼氏みたいな態度じゃん？」


…え？


「そんなこと…」


「だっていくら幼馴染でも、彼女いたって気にすることじゃないじゃん？荒川くんだって凛に誤解されないように必死でさー」


え？え？



「てか凛、やきもち妬いてるんでしょ？」