「凛ー!おまたせ!」

「あ、理沙ちゃん!」


ファミレスで待ってたら、理沙ちゃんが走ってやってきた。


「久しぶりー!…って、まだ5日ぶりくらいか」

「たしかに!あはは」


今日は理沙ちゃんと夏休みの課題をやる約束をしてた日だった。


課題をやるとはいえ、理沙ちゃんに会えて嬉しい。


「どう?夏休みは」

「うん、暑すぎて外に出る気にならないよね」

「わかるわかるー!」


雑談をしながら、課題を進めた。



「そういや荒川くんとも会ってる?」


理沙ちゃんは何気なく聞いてきた。

私は手がピタッと止まった。



「…ん?どうかした?」

「ちょっと聞いてくれる?」


私はこの前のことを全部話した。