【短編】今まで書いた寄せ集め恋愛小説

あと五分なんて知らなかった。

あたしとリア達の物語。

タタッ…。

『リア…。 リア…。 待って…。』

「違うわ。 あたしの名前はリアではない。 ○○○よ。 そして、あなたは…。」

ガバッ

『ハァー…。 ハァー…。 へ、変な夢を見た。』

…キョロキョロ。 辺りを見回した。

『リ、リア。  じゃなくてアリア。 でもなくて…。』

「…なんで貴方があの名前を?」

『あ、リア居たの?』

「えぇ。」

『じゃあ早く行こう。』

「そうね。」

あたし達はまだ城へ向かっている。黙々と歩く。  

「着いたわ。」

『ふぅー…。 やっと着いたのぉー…。』

まじかで見ると凄い大きい。

外郭だけだけど。

ピ、パ…。

リアがあのセキュリティを解除していた。

…リアってもしかして…。

そんな疑問を浮かべたがでも、リアのことを信じていた。

「じゃあ行くわよ。」

『うん。』

城へ向かうあたし達。

そこから、あの紅兎がいた。

フードを被った兎が。

その紅兎は…──二足歩行していた。

「…。 そうかアリアがリアを捕まえたか。」

そして、その兎は言葉を喋りあの二人をじっと見つめていた。