【短編】今まで書いた寄せ集め恋愛小説

周りを見渡してみるとうさぎがピョンピョン跳ねていた。

そのうさぎがあまりにも可愛かったから、美野は捕まえてみた。

紅い毛皮を持った紅うさぎという。

この辺では結構よく見かける…。

そして、そのうさぎは…。 
 
首に真っ黒なローブを身に着けていた。

じたばた暴れていたので放してあげたらスピードを速くして巣に帰っていった。

「あぁぁ。  あなた見たわね? そして、触ったわね?」

懐かしいリアの声だった。

『何を?』

「あの、紅うさぎの黒いローブと紋章よ。」

『……。』

「手を開いてみて?」

言われたとおりに開いてみたらв£"と記されていた。

「…。 やっぱり。」

『何? これ?』

「このマークが付いているということは…。 -歪みの国-に招待されたわ。」

『歪みの国?』

「えぇ。 来てみれば分かるわ。 付いて来て?」

あたしはリアの後を付いて行った。

「ここよ。」


とリアが言ったさきは滝だった。

「じゃぁ、ちょっと待っててね。」

といってリアは滝のほうへ向かった。

周りは紅うさぎだらけだった。