【短編】今まで書いた寄せ集め恋愛小説

声がしたので後を振り向いた。

けど誰も居なかった。

あたしは涙を見せないよう木の下でうずくまって泣いていた。

「ねぇ? どうしたの?」

とさっき聞いた声で問われた。

あたしは、泣き顔を人に見せたくはなかったから、無視していた。

「どうしたのったら?」

『……。』

三度も聞かれ、もう答えないとまずい状況になってしまった。

凄く気まずい。

『ん…? 気にしないで。』

とだけ答えておいた。

そしたらその仔はこう言った。