【短編】今まで書いた寄せ集め恋愛小説

『体験』しに行こっ。
と桜和に言われ・・・
俺は何故か空を飛ばずに居なかった。
普通に。
「えーっ、ヒトって空飛べないの?」
何故か普通のことを聞いてくる桜和。
「おっかしいなぁー。 あっちだとみんな空飛んでたよ」
いや、お前がいっている『あっち』はゲームのセカイだろ?
ここは現実なんだからありえないっつーの。
「・・・しょーがねーな。 ↓に連れてってやるよ」
「本当っ?」
↓というのは・・・。
エレベーターの↓ということなので俺らは外へ着いた。
「あれ? いつの間に着いたの?」
もう、こいつはいやだ。 
とか思いながらも何気に桜和と目が合ってしまった。
「・・・・・・嘘吐き」
あー、バレちまったか。
桜和の能力は相手と目を合わせないと出来ないらしい。
んなやっかいな能力・・・ちと困るな。
「嘘吐きっ、燈空。 大っ嫌いっ」
「あー、ごめんな。 桜和」
「嘘吐きは泥棒の始まりだもん」
それから桜和は一時間もそういっていた。