【短編】今まで書いた寄せ集め恋愛小説

・・・なんだこいつさっきっから家の中のもの物色してるけど・・・。
そんなにマンション珍しいか？
　俺は、いちよう一人暮らし。　ま、親に仕送りとかを貰ってるくちだけど。
　んなことは関係ないが。　
「おい、桜和って言うやつ」
「いや、桜和であってるから」
つーか話し進まないからいちいち突っ込むのやめとくれ。
「なんで、お前は・・・空から降ってきたんだ」
俺は一番聞きたかったことを聞いた。
「んーっとね。　確か『現実』（リアル）を見学に来たの～」
「・・・リアル？？」
「うんー・・・。　あたしは、ね。空からじゃなくてRPGのゲームの主人公なの～」
・・・通りで。　
なんか、あれだよ。　すっごいミニスカ。　そして赤いヒラッヒラの衣装。
そして、腰についた小さな短剣。
「あー。　理解してくれた？　んで、あたしはゲーム？のセカイで戦ってたんだけど──・・・」
俺はゲームが詳しいが多分この小説を読んでいる方はあまり詳しくなさそうなのでちょっと易しく俺が説明してやろう。
この少女桜和は・・・RPGのセカイで結構な凄腕だったらしい。
だが・・何故か。　
そのセカイに居られなくなり、神様に罰せられ現実（リアル）に飛ばされたらしい。
「んー？　分かったのかな？　燈空（ひそら）」
・・・俺名乗ってなかったよなぁ。
「あー、ごめん。　これあたしの能力でさぁ──」
あーなんかまた難しい用語が・・。
つーことでまた易しくしておこうか。
桜和の能力は・・・
簡単に言えばグラフ。
難しく言えば、苦手なこと、好きなこと、体力、名前、年齢等が全てバレること。
なんか恥ずかしいな。
「あー理解オッケー？？」
「あー、まぁ。」
「んで、あたしはこの能力のことを『PC』って言ってるんだぁー」
・・・PC？
PC=パソコン？
「多分、あってる。　燈空が思ってること」
あ、ヤベ。　脳内丸裸やん。
そう思っていても桜和には全てお見通しだからしょうがないか・・・。
「んー。　じゃあさ、体験しにいこっ。　体験っ!!」
そう桜和に言われ外に出された。