「ところで僕とまーちゃんの名前の由来、知ってる??」


「えっ!?な、名前??」


「おんなじ読み方もできるんだよ??マシロ、マキ。ね??字は違うけど。まーちゃんの両親と仲のよかったうちの親が、洒落て考えたらしいんだ。結婚したら面白いねって」


ひいぃ!!
どうしてそんな話を今!?


泣きそうになりながら、壬言さんを見る。
口元を引きつらせて、じろりと睨まれてしまった。


「ふぅん??よかったな。貰い手できて。邪々馬娘」


「うう、いや、えっと」


「ところで、この子とはどういう??」


「………ママ…」


うっ!!
ついには柚希まで熱に浮かされて、手を握ってきた。


「ママ!?まーちゃん、ママなの!?」