が。


翌日、採用の電話が入った。
早すぎるだろ。むしろ恐怖を覚えた。


「明日から来れますか」


「えっ!?あっ、はい」


早すぎるだろ。
ありがたいけど。


「身軽な服装で結構ですよ」


機嫌は戻ったらしく、穏やかな優しい声だ。


「伺いますっ!!」


妙に張り切った。
あんなことになろうとは。