ここが私たちのお城だ。


そして、小学生の頃文集に書いた《将来の夢》が叶ったお城だ。


「お前また壊したのか!?」


「………すいません」


壬言さんへの『借金』??は増える一方である。


耳を揃えて返せる日は遠い。
でも幸せな日々だ。


「ありがとうございます」


壬言さんに、満面の笑みを向ける。