好きな人の弟を、利用した

「……あら?」

『ハナさん』が、私の存在に気が付く。

「お連れさん?」

「……ええ」

『杉崎弟』が、少しぎこちなく頷いた。

「もしかして……」

「……はい」

なに?

二人して、私の分からない話をしている。

「おめでとうーーっ!!」

すると『ハナさん』は、いきなり『杉崎弟』に抱き付いた。

(えっ!?)

私は突然の事にビックリして、目を見開く。