「そう…ですか……?」

「うんうん!それより私、顔とかグチャグチャだから、洗って来るね!?」

「え……あ、はい……」

私は慌ててベッドから飛び下り、一目散に洗面所に駆け込んだ。


ドアを後ろ手に閉め、ズルズルとその場にへたり込む。

さっきから心臓がドキンドキンと脈を打って、苦しい。

顔も熱くて、頬に手を添えた。


「……え、なに……?これ……」


今の自分の状態を理解出来なくて、なかなか立ち上がる事が出来なかった。