好きな人の弟を、利用した

「たっくんと知り合ったのは確か……四年ぐらい前だったかしらねぇ。たっくんが二十歳だった気がするわ」

「へぇ」

これまた意外。

本当に最近だ。

「お酒が解禁になる歳でしょ?だから、二十歳の誕生日のお祝いでお友達とウチの店に来たのがきっかけだったわ」

「そうなんですか」

フムフム、と、ハナちゃんさんの話に首を縦に振る。

「そう言えば。あの時、大変だったのよー」

何かを思い出したのか、クスクスと笑い始めた。

「え、何がですか?聞きたいです」

何が大変だったんだろう。

気になる。