『酔ってない!帰らない!』と言い張る、酔った凉子をどうしようかと頭を抱えていた所、丁度彼氏さんから電話があって、迎えに来てもらってお開きになった。

送って行きますよ、と言うありがたい彼氏さんのお言葉だけを受け取り、私は一人、歩いて帰路に付く。

時刻はまだ、22時を少し回った頃。

まだ電車も出ている時間だし、一人で考えながら帰りたかった。