「おなか、空いた……」

鳴り止まないお腹をさする。

何かあったかな……。

引き出しをガサガサと漁っていると、

「……夏夜さん?」

不意に名前を呼ばれた。

「はーい……」

なんの躊躇もなく普通に返事をする。