好きな人の弟を、利用した

「じゃあ……杉崎佑と付き合ってるってのは本当なんですか?」

「……うん」

「夏夜センパイが好きなのは、杉崎昴の方ですよね?」

「…………うん」

「じゃあなんで、杉崎佑と付き合ってるんですか?」

「…………」

「あたしの知らない間に杉崎佑を好きになったんですか?」

「………………」

「……なんで黙るんですか。ちゃんと答えて下さい」

ビール片手にギロッと睨まれ、私は泣きそうになりながら包み隠さずありのままを説明した。