「び、びっくりするよっ!もう!心臓口から飛び出るかと思った!」

「ごめんって!そんなに驚くとは思わなかったんだって!」

「も~……」

私は、ドキドキしながら前髪をササッと整える。


変じゃないかな?


朝、時間がなくて適当なメイクになっちゃったんだけど、こんな事ならちゃんとメイクしてくれば良かった。

「で?何か用事?」

ソワソワを隠しながら、平静を装う。

「んー?ンフフフ♡」

すると、昴が急にニヤニヤとヤラシイく笑い出した。