言い終える途中で、アゴをグイッと引き寄せられ、

━━え?

と思った時には、佑くんに唇を塞がれてた。



ドサドサッ!と、持っていた物が落ちる。

目の前には、佑くんの顔。

私の唇に触れる、佑くんの唇。

数秒触れていただけなのかもしれないけど、私にはその時間が一生、と言う位長く感じられた。