キーンコーンカーンコーン
昼休みだっ!!!
私、清水絵梨。15歳の中学3年生!
今日は大嫌いな月曜日。やっと給食が終わり1番自由な昼休みでテンションが上がってます。笑
「しーーーーーみーーーーずーーーー!」
げっ!浦田だ…。
「何?」
浦田春樹。こいつはあたしのことが嫌いなのか、すごくつかかってくるクラスメイト。
「お前さ、PCもってるっけ???」
「何で??」
「ビクのコインが足りなくて、新規者増やせば特典でもらえるんだけど、やらねー?」
こ、い、つ…。
皆様には、これは普通の会話に見えると思いますが、私は大のパソコンを扱うことが苦手なんです。そして、浦田がいってる「ビク」とはPCゲームで今、クラスで流行ってるんだけど、こいつ本当なんなの!!!!(私が苦手なの知ってるくせに〜!!!)
「持ってないよ。PC」
ふーんだ。持ってないって言えば何もいえまい!
「そーなのか。まじか〜。清水、PC持ってないのか〜〜残念ざんねん〜。」
な、なによ!!!
「俺がせっかく、清水にビクの楽しさを教えるときが来たって思ったのによ〜」
「どうやって教えるのよ!」
「お前、バカかよ。お前んちに行って、俺が教えるに決まってんだろ?」
は!?家!?
無理無理無理〜〜
「無理よ!!!!なんであんたにビク教えてもらわなきゃいけないのよ!!!あんたに教えてもらわなくても、あたし家でパソコンの練習してるんで結構です〜〜!!!」
「…家で練習してるのか〜〜」
あっ、やらかした…。
「持ってないんじゃないの??」(ニコッ)
浦田はすっごく、にやにやしてる。
ムカつく〜〜!!!!
「うるさいうるさい!!!あたし、暇じゃないの!!!あんたは男子なんだから、友達と早く運動場でドッジでもしてくればいいじゃない!!!」
くっくっくっ…と浦田は笑いながら
「言われなくても。行くわwww
お前、本当、おもしれ〜〜わww」
そう言って教室から出て行った。
「ほーんと。あいつなんなの。」
浦田と私は、最初からこんないい合う仲じゃなかったのに。
なんでこーなったっけ、、、、。
とりあえず、クラスのみなさんごめんなさい…。
絶対迷惑かけてるわ。あいつのせいで。