「ねぇ、浦田あんたバカなの?」

「バカだよ。今に見てろよ。清水」


私、清水絵梨。中学3年生。
ソフトテニス部所属の落ちこぼれ。

「お前が絶対サーブでエース取れるようにしてやっからさ!!!!!」

なんでこうなったの?
いつもの浦田じゃない。

「そして、俺は全国に行く!お前も、県大会行くんだろ?」

「行きたい。」

「よし。俺がお前をコーチしてやる!」

浦田が初めて眩しく見えた。