1センチ。


「捺稀!部活決まった?」

私は期待するように、捺稀に聞いた。


「まぁ〜ね♪」

捺稀はにやっと笑った。

「私は吹奏楽に入るよ!
捺稀も……吹奏楽??」


「もっちろん!当たり前〜♪」

「部活早くしたいねっ!」

「そおだねっ♪」


「じゃあ、期限までに提出してくださいね!
では、挨拶お願いします。」

―――起立、礼。
ありがとうございました〜…


私はわくわくしながら家に帰った。