1センチ。


「じゃあ、運指ね。ドは、この指だよ。してみて!」

私は先輩が塞いでいる指のまま、自分も同じように塞いだ。


「うん、じゃあ吹いてみて!」

―――――………。

シーンってなった。

「ん?どうしたの?吹けばいいんだよっ♪」


「あの……どう吹けばいいんですか?」

私は勇気をだして、聞いた。


「あっ!くわえ方わかんないよねーっ…ごめん。
えっと、、こう!」

先輩はくわえたのを、見せてくれた。