考えてることが嫌になって
スケジュール帳に手を伸ばす。
パラパラとめくり、
6月のページを開く。
明日も仕事は無い。
予定も無い。
何も汚れていない綺麗なページを見つめて
そろそろ出勤することを決意した。
夜の街
飲み屋街
あたしはキャバクラで働いてる。
働きたかったわけでもないし
働きたくなかったわけでもない。
あたしは
いつも意思がない。
出来るからやってる。
生活するためにやってる。
ただそれだけ。
向上心も無ければ、
倦怠感も無い。
あたしには、
何も無いのだ。
もうずっと、
家族と話さなくなったあの日から。
頼れる存在が居なくなったあの日から。
あたしは感情を殺してきた。
コントロール出来ない時もあった。
そんな時は
涙を流すだけだった。
悲しくても、
寂しくても、
辛くても、
嬉しくても。
何も無い時にも涙は溢れた。
自分は壊れたのだと
その時に言い聞かせた。
壊れたという理由があれば
気が楽だったから。
それがあたしなのだと。
諦めがつけば、
自分を攻めることもなかったから。
スケジュール帳に手を伸ばす。
パラパラとめくり、
6月のページを開く。
明日も仕事は無い。
予定も無い。
何も汚れていない綺麗なページを見つめて
そろそろ出勤することを決意した。
夜の街
飲み屋街
あたしはキャバクラで働いてる。
働きたかったわけでもないし
働きたくなかったわけでもない。
あたしは
いつも意思がない。
出来るからやってる。
生活するためにやってる。
ただそれだけ。
向上心も無ければ、
倦怠感も無い。
あたしには、
何も無いのだ。
もうずっと、
家族と話さなくなったあの日から。
頼れる存在が居なくなったあの日から。
あたしは感情を殺してきた。
コントロール出来ない時もあった。
そんな時は
涙を流すだけだった。
悲しくても、
寂しくても、
辛くても、
嬉しくても。
何も無い時にも涙は溢れた。
自分は壊れたのだと
その時に言い聞かせた。
壊れたという理由があれば
気が楽だったから。
それがあたしなのだと。
諦めがつけば、
自分を攻めることもなかったから。
