この後、3人はあの空き家にまつわる話を聞かされた。

A君の事に関しては、僕達に言ったのと全く同じ事を言われたようだ。

そして、A君の家族がどこかへ引っ越していくまでの1ヵ月間ぐらいの間、毎日僕の母の家にA君の両親が訪ねてきていたそうだ。

この事で僕の母は精神的に苦しい状態になり、見かねたじいちゃんが他県の親戚のところへ預けたのだ。

その後僕の母やA君がどうしていたのかはわからないが、じいちゃんが僕を町に来させたのはA君への償いからだそうだ。