…この日を境に、東さんは、私に近づかなくなった。
また、穏やかだった日常を取り戻した。
これで、仕事に打ち込むことが出来る。
私は、今迄の遅れを取り戻すかのように、必死に仕事に取り組んだ。
そのお陰で、午前中には、急ぎの仕事は終わらせた。
久しぶりに、屋上に向かう。
仲良くなった人達に、ランチに誘われたけど、どうしても、屋上で食べたかった。
あそこは、私の癒しの場所だから。
「…いない」
そこには、三枝課長は居なくて、ガッカリした。
気を落としたまま、いつものベンチに、腰掛けると、お弁当を食べ始めた。
半分くらい食べ終わった頃、ふと、もう一つのお弁当箱が目に入り、思わず溜息をつく。
「…食べてくれる人、居ないね」
ボソッと本音が。
「…そうなの?じゃ、俺がもらうよ」
「…え?あ!」
…お弁当箱を奪われた。
また、穏やかだった日常を取り戻した。
これで、仕事に打ち込むことが出来る。
私は、今迄の遅れを取り戻すかのように、必死に仕事に取り組んだ。
そのお陰で、午前中には、急ぎの仕事は終わらせた。
久しぶりに、屋上に向かう。
仲良くなった人達に、ランチに誘われたけど、どうしても、屋上で食べたかった。
あそこは、私の癒しの場所だから。
「…いない」
そこには、三枝課長は居なくて、ガッカリした。
気を落としたまま、いつものベンチに、腰掛けると、お弁当を食べ始めた。
半分くらい食べ終わった頃、ふと、もう一つのお弁当箱が目に入り、思わず溜息をつく。
「…食べてくれる人、居ないね」
ボソッと本音が。
「…そうなの?じゃ、俺がもらうよ」
「…え?あ!」
…お弁当箱を奪われた。