ある夏の思い出〜よつばの約束〜

幸菜は、とても優しい。

そして、強い。

幸菜は何事もなかったかのように楽しんでいた。

幸菜と席を代わっていたから母の表情は見れなかったけど、きっと幸菜ほど楽しんでいなかっただろう。

俺の横の佐々木さんという人も、何もなかったかのように振舞っていた。