君と描き、君と恋を。






「相羽さん!もうすぐ頂上だよ〜…って、相羽さん?」



………前言撤回。


追いつけなかった…



美波くんは頂上手前にいるが、私は少し下のところで膝に手をついて少し休憩している。


それに気づいた美波くんが降りてくるのが分かった。



「ごめん、早かった…?」


「ううん、私が体力ないだけ。…もう大丈夫、行こ?」



心配そうな美波くんを横目に、ラストスパートだ!と気合いを入れて坂を登り始めた。


美波くんもゆっくり横を歩いてくれてる。


そうして、なんとか頂上にたどり着いた。



その瞬間、



「相羽さん!こっち!」



と美波くんが私の手をひいて早足で歩き始めた。



え…!?



思わず赤面する私に気づかず、美波くんはどんどん奥に行き、胸くらいの高さの柵があるぎりぎりのところまで私を連れていった。