「…7月11日だから、ちょうど1ヵ月と2週間ってとこですね。時間はたくさんあるようでありません。今日からテーマを考えて、コンクール用の作品を作っていきましょう」



その後は、キャンバスの大きさや使用する道具など細かい説明が行われた。


後ろの棚に飾ってある過去の先輩方の作品と同じくらいだな〜と思っていたら、「あれは今までのコンクールに出品されたやつだよ」と近くにいた先輩が教えてくれた。


…それらの絵は学校や湖など描いているものはそれぞれで全く違うのに、説明できないほどとても輝いていた。


私にこんな絵が描けるのかな…