「真瑠ぃ。ほんっとごめんなさいっ!!」
息を整えた結心があたしの目の前で
頭を下げながら誤っている。
「謝る前に理由、教えて??」
そう。別に怒ってはいない。
体力にだってそこそこ自信もあるし、
これくらい走っても息もきれないし。
ただ、理由もなく走らされていたとなると
話は違うんだけども。
「、、、、、、追われてた。」
「へ?誰に???」
なに?もしかして、結心悪いヤツなの?
虐めてた子から追われてたの???
あ。それとも逆???え?意外っ。
「、、、女子。」
「あ〜。なぁんだ、、、って!
女子?!?!?!」
なになになに??結心ってチャラいのかな??
まぁ。モテそうだし、、、。女の子とっかえ引っ変え?
それで、、、妬まれて、、、女の子たちから、、、
「違うよ?僕は何もしてない。」
出た!エスパー結心!!ヽ(`Д´)ノ
「勝手に、、、追っかけてくるの。」
勝手にって何もしてなかったら
普通追われなくない?鬼ごっこじゃ
あるまいし??
「本当に、何もしてないーーーーー
「「結心様ああああ!!」」?!」
「しーーっ!!!」
気付くと、あたしの言葉は女の子たちの
悲鳴のような声ではなく、、、結心の手で
口を塞がれたことによって遮られた。
「、、、ふぅ。もう行ったみたい。
ごめん、、、て!真瑠???!ごめんごめん!
息できなかった?!?大丈夫?!?」
「、、、、、、。//////////////////」
息が出来なかった、、、のも確かにあるけど、、、!
何アレ。胸の奥がドキドキしてるんだけどっ!!!!

