メモを取られそうになって闘っていると、いきなり教室のドアが開いた。

「はーい、HR始めっぞー」

助かった・・・。

口を尖らせながら席に着くアイツを見て、ほっと胸を撫で下ろす。

「はい、静かにー!」

30代後半くらいの男の先生が無駄にでかい声で言う。

「今日は、なんとこのクラスに・・・・・・」

何何?今日何かあるの?

無駄に溜める先生。

早く言えよ!

僕は苛立ちさえ覚えた。

この先生・・・。

このクラスキャラ濃いな・・・。