ついにこの日が来た。 僕が弘人君として学校に行く日。 そして、麻莉ちゃんと一緒に学校に行く日。 僕は、自分のでもない髪をいつもより念入りにセットした。 「よしっ!」 セットし終わったところで丁度インターホンが鳴る。 「おはよう!」 「お、おはよう!」 会うのは二回目にもかかわらず、この天使スマイルに馴れない僕。 「じゃあ、行こう!」 先を歩く麻莉ちゃんの後ろで僕は大きく深呼吸をした。 これから始まるんだ・・・新しい生活が・・・――