弘人君の部屋は僕の部屋と違って落ち着いたふいんきの部屋だ。

等身大の鏡やシルバーのアクセサリー。ファッション系の物がたくさんあって大人びた感じだな。

あの日僕を助けてくれたネックレスをそっと外してしまっておいた。

等身大の鏡の前で改めて自分の姿を見る。

バランスのとれた体に整った顔。

呑気かもしれないけど、こんな顔で生活するってどんな感じだろう。

次第にワクワクしている自分に気が付いて腹が立った。