病室に戻ると、そこには一人の女の人が座っていた。 見た目は40代。とても優しそうな印象。 「・・・弘人!何処行ってたのよ!」 「え、あ、ごめんなさい・・・」 反射的にそう答えてしまった。 するとその女の人は目に涙を浮けべ、僕を抱きしめた。 「心配したのよ・・・」 「ごめん・・・」 何故か泣かせてしまったという罪悪感を感じて、僕は謝った。 涙を浮かべるその女の人が安心したように笑って僕の頭をそっと撫でた。