「…まだ、何か?」 「…お前…」 手が、肩から離れた。 「本当に、あいつらと同い年か?」 すぐ後ろを、ぎゃぁぎゃぁと騒ぎながら歩く生徒を指差して言った。 「…当たり前です」 「そうだよな。当たり前だよな」 山口先生の言っている意味がわからず、首をかしげる。