星屑の小さな約束 【停滞中】

8年前。つまり、まだあたしたちが小学3年生のとき。


毎年家族で夏祭りに来ていたけど、その年はあたしが我が儘を言った…



―――……


『ねえねえっ!ママ、おねがいっ!』


『でも悠真君と二人だけじゃ危ないでしょう?もっと大きくなってからなら……』


『だいじょおぶだよっ!何かあったときはあたしがゆーまを……』



「……守るから」


自信満々にそう宣言したおかげで、お母さんは二人で行くことを許してくれた。


それから中3までは、毎年二人で夏祭りに行っていたけど……


「あたし…守ってもらってばっかじゃん……」


あたしの記憶に残っている限りでは、あたしが悠真のためにしてあげられたことはあまりない気がする。


小さいときは、人が良すぎる悠真をあたしが守らなきゃって、そう思っていたけれど。


結局、いつも助けられてたのは、あたしなんだ。


自分の不甲斐なさと、寂しさに涙が出そうになる。


悠真と二人ならこの静な場所も嫌いじゃなかった。


二人で、誰にも邪魔されず、たくさん話せたから。


でも……


「へへっ、やっぱり一人ぼっちは寂しいや……」