星屑の小さな約束 【停滞中】

顔を上げなくても、皆の視線があたしに向いていることはわかる。


なんて言い訳しよう…


さっきまで簡単に作れていた笑顔が、一気に剥がれ落ちていくような感覚。



あたしは、半ば衝動的に立ち上がった。





「ゆ、柚…?どうかした?」


心配そうにこちらに視線を向けるお母さん。


鈴とお父さんも、驚いたように手が空中で止まっている。



あたしは絞り出すように、苦しい言い訳をこぼした。




「あ…、あたしっ、今日日直だから…も、行くねっ……」


「ちょっ、お姉ちゃんっ!?」

「朝ごはんはっ?」



お母さんと鈴の声は、耳に入ったけれど聞こえないふりをして。


カバンをもって家を飛び出した。