星屑の小さな約束 【停滞中】

「えっ、柚…?」


「あっ、お姉ちゃんっ!」


驚いた顔をしている悠真と、笑顔の鈴。


二人の距離感は、なんだかいつもより近く感じて。


それはさっきまで二人が一緒に過ごしていたのだということを、あたしに確信させた。


「えっと……」


言葉が思いつかなくて、視線をさまよわせていると、ふと悠真の手元に目が止まった。


悠真の手には、あたしと同じ、あの屋台のりんご飴があった。


ただ、それだけなのに心臓がドキドキする。


それと同時に、変わっていない君に安心したんだ。