江戸の虎が溺愛する者





「お前ら喧嘩するなら表に出てにやれ」




その正体は、黒髪が外に跳ねていて俺より身長が高い男…土方さんが呆れたように息をついていた




「なんだなんだ、新撰組の集いでもやるのか?」




勘弁してくれ、と桂 小五郎は肩を落とした





「ひひかたひゃんなんでここにひふんひぇふか?(土方さん何でここにいるんですか?)」





「お前は食ってから喋ろっ!」






あ、土方さん俺と同じ事を思ってた





てかくっそ痛い…ジンジンする





立ち直れない禿げるぞこれ





「な、なんちゅう馬鹿力…!」





坂本 龍馬も痛さから立ち直れずにいた





「大丈夫かハル」





「だ、大丈夫です!ありがとうございます」





土方さんに声をかけられ頬を赤らめるハル





ああ…やっぱりハルって、土方さんのこと____






「そうか、すまねえなこいつらが迷惑かけて…総司、虎吉、長居してないで行くぞ」






「ひ、土方さん俺にも優しくしてください…」





白い羽織を翻し、のれんをくぐって外へ出て行った土方さんと沖田さんをフラついた足で追いかけた