江戸の虎が溺愛する者





「こんにちは桂さん」




この大人びた人が、桂 小五郎か…!





腰から抜いていた刀をギュッと握りしめた





「偶然とは思えねーな、つけてきたんだろ」





怪訝そうな顔しているのは、長い茶髪を高く後ろで結んでおり、着ている深い赤い色の着物と似合っている青年だ






「人聞きの悪いことを言わないでくだせえ。偶然ですってば」





沖田さんは挑戦的に微笑む





俺と大した年の差はなさそう…この人も攘夷志士なのか





「…龍馬、落ち着け」





龍馬…って、あの坂本龍馬!?





桂 小五郎と坂本 龍馬の向かい合わせで座っている、紅色で綺麗な袴に夜を思い浮かべさせるような漆黒色の羽織を着た、静かで落ち着きのある人が坂本 龍馬を制した





その瞳は、全てを見透かすようで吸い込まれそうなものだった





沖田さんは臆することなく、淡々と話す





「伊藤 博文…、高杉さんの居場所教えてくれないですかね?ぶっちゃけ討ち入りしますので」





「「「ぶっちゃけすぎだ」」」





3人のツッコミは鋭い




現代だったら、お笑い芸人になれるんじゃないか?