そんなもん、前からわかっていただろ
「何を、いまさら…」
守るためだって。支えたいって。この人達が信じて進む道を、俺も信じ貫きたいって
「局長、言ってたじゃないですか。志しを共にしろって」
多分、今俺は沖田さん以上に不気味な笑みを浮かべているかもしれない
「俺はあの時、生半端な気持ちで局長の手を握った覚えはありませんよ。攘夷志士が敵なんだかどーだか知りませんけど、俺は…」
迷わない。もう二度と
「…俺は、新撰組と共に進みます」
このままだと俺、現代のことすっかり忘れそうだな
10年以上も住んでいた現代より、こっちの時代の方が居心地が良いように感じている自分がいる
物騒で時には人を斬らなくちゃいけないのに…
沖田さんは満足したのか、笑顔で満ち溢れていた
「そういうことです、近藤さん。一番隊に生半端なやつはいませんよ」
すると、笑顔が悪戯気のある笑顔に変わった
「まあそんなやつがいたら…斬っちゃいますけどね?」
冗談には聞こえず、鳥肌がたった
周りの人達も俺の返答に安心したのか、緊迫した空気は少し薄くなったような気がした
お前ってやつは…と言いながら、土方さんより少し低い身長の俺の頭を、優しく撫でてくれた

