「とりあえず、あそこへ行ってみるか」



色々考えるの面倒くさいから警察に保護してもーらおっと




そう考え、俺は桜の木のある場所から離れ町の方へ歩いて行った




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俺は夢でも見ているのかもしれない。いや、夢だと言ってくれ





ここは京都か?いや、まてまてまて…ビルとか平成の建物が何1つもないとは一体どういう事だ!?




俺の視界に広がるのは、俺だけが異界の世界へやってきたような感じ





着物をきて市中を歩き回る舞妓さんたち





「旦那〜聞いてくださいよ、おらんちのかみさんが…」




現代っ子には理解できない喋り方をするちょんまげ頭のお兄さん



その人も着物を着ている




「なんだなんだ、着物着るの流行りなのか?」




…今、俺と目があった怖いお兄さんは役人なのかしらんが腰には日本刀らしいものが携帯されてるし



どーーーーなってんのおおおおおお!?!?



映画の撮影!?そーならそう言ってくれ!!頼む!!!




辺りを見回し、紙が貼ってあるものを見つけそこへ走った




『ここは江戸の町。将軍のお膝元である。〜〜〜〜)………』




なんか物凄い筆記体で書かれていたがなんとなーく、すこーしだけ読めた




そうかそうか。江戸か…




「江戸ぉ!?」




思わず声を荒げてしまい、周りの町人から怪しげな目で見られてしまった



まずいまずいまずいぞ




馬鹿野郎今何年だ….平成だぞ平成、江戸とかわけわかんねーよ