すると反省気のない瞳で土方さんを見下ろした沖田さんの姿はまさに悪魔だった
「土方さんあんた、"敵には容赦なく殺す気でかかれ"、ていつも朝礼で言ってるじゃないですか。僕はそれを守っただけですよ」
「お前本当に地獄に落ちろよ…」
はぁーっと溜息をついた土方さんはこちらを見、ぎょっとした
「お、おい虎吉!大丈夫か!?」
「あちゃ〜、虎吉ごめん前髪切れちゃいましたね。あとでそれまたくっつけてあげますね」
俺の…前髪…
昨日は後髪、今日は前髪か…
明日は横髪かな?生きてける気しねーよ
「「あ、放心状態だ」」
2人が声揃えて言った瞬間俺がブチ切れて2人に襲いかかったのは言うまでもなかった
〜10分後〜
「んで?お二人が見廻りから戻って真っ直ぐ俺の部屋に来たのは、俺と同じようにタイムスリップしてきた女の子が団子屋の看板娘をしていると?」
ボロボロになった男3人組はお茶を飲みながら和解(話し)をしていた

