翌日の夕方………



「ああ〜、疲れた…」


部活の練習よりハード過ぎて、体が持たない



朝早くから朝礼で長ったらしい話を聞いて、スケジュールを聞きご飯を食べすぐ素振り、素振り素振り練習試合、素振り掃除素振り…


竹刀だからまだ軽いから扱い易いものの、刀は重いためなかなか難しい




俺みたいなド素人は刀を持つのは早いとされ、イカツイおじいさん軍団の中の1人から奪った刀は没収され今は木刀が俺の相棒となった




そして実戦にも危うとされ、俺は一日中素振り





本当に…タイムスリップしたんだな、俺






まあ、ゆっくりのんびり行きましょうか



俺は横に置いといた木刀を手に取り、弄んだ



中々手に馴染み易いこの木刀には不思議と愛着が湧いた



「名前、何にしようかな…」



ボーッとして独り言を呟いた瞬間、




「何の?」




「ウワァアァァァァァッ!?」




俺は飛び上がり、後ずさりをした



「い、いいいいいいつからそこにいたんですか土方さん!てか、人の部屋に無言で上がらないでください!」



このセリフをまさかイケメンに言う日が来るとは…




俺、女の子に転生した方がいいかな?




「お前が木刀を弄び始めたところから」




あ、そうですか…