「ブフェックションッッッッ」








「虎吉ぃ朝から豪快ですね〜」












ズビーッと鼻水をそそる











昨日の夜、雪と雨に打たれながらキ………………












そうだ俺、雪とキスを………












しかも女の前で泣いちゃったし













急に恥ずかしさが込み上げ、顔を赤いのがわかるぐらい身体中が沸騰したかのように熱い













「なーに赤くしてんだ…雪って子と何かあったのか?」














土方さんはニヤリッとしながらお茶を俺と沖田さんに渡した














このお茶ぶん投げてやろうか…!













「何もないですよ。追いかけていた男はもう2度とあのような真似はしないはずです」













話を逸らし、ストーカー男について話す












脅したから大丈夫、だよな…?













何か心配になってきたよ俺















「へぇー、で?どうやって追い払ったんですか?」











ブッフォオオッ!!!!











追及してくるような追い討ちに思わず飲んでいたお茶を吹き出してしまった













もちろん、鮮明に脳内に浮かび上がるのは柔らかくてプクッとした可愛い唇…………












って何考えてんの!?俺気持ち悪っ!!!!!!!











「げほっげほ…っ」













「お、おい!?大丈夫か!?」











派手にお茶を吹き出し、丸まってむせる俺を心配して背中を撫でる土方さんはお母さんのようだった













「虎吉ぃ…」












悪い顔してる。今まで以上に悪い顔をしてるこのブラック・沖田!