江戸の虎が溺愛する者







屯所に戻ったあと、沖田さんに連れて行かれた場所は______________








「寺子屋………じゃなくて、道場ですか?」









屯所からそう遠くない場所に、道場は佇んでいた









門の奥には立派な建物があり、中から子供達の声が聞こえる










沖田さんはニコリっと微笑む











「そうです。僕は暇な時、ここに来て子供達の稽古につきます」











そういや、この前そんなこと言っていたような…?









「沖田さんから剣道教わったら、めちゃくちゃ強くなりますね」












「あ!総司兄ちゃんだ!」










胴着を着た1人の小さな男の子が、飛び出してきたと思ったらゾロゾロと他の子供達も外へ飛び出し沖田さんの元へと駆け寄った











な、なんだなんだなんだなんだ!?












あっという間に周りが数人の小さな子供に囲まれ、騒がしくなる











「こんにちは。怠らず鍛錬してましたか?」












思わず俺の心臓はトクンッと鳴った










子供達に向ける視線は優しさそのもので、沖田さんの幼さが掻き消されたのだ











あんな優しそうな瞳は見たことない…









それほどこの道場の子供達が大切なんだな