江戸の虎が溺愛する者







雨が降りそうな曇り空、今朝の出来事を頭の中から吹き飛ばし、一番隊と見廻りをしている








そんな中…








「御用改めだあんたら!」







どうも、虎吉です








えーただいま、沖田さんの叫び声で追いかけっこ開始しましたね








「くそっ新撰組だ!逃げろ!!!!」








出店からお金を盗み取った浪士達がダダダダダッと走り逃げる







「あ!虎吉走れ!追いかけろ!」







「あんたも追いかけるために走ってくださいよ!?」








どうやら叫ぶだけ叫んだら気が済んだらしく、追いかける気さらさらないらしい







俺ははーっと溜息をつき刀を抜いて、浪士達を追いかける








げっ意外と逃げ足はやくね!?








俺達一番隊と浪士達の距離はざっと50m









追いつこうと思えば追いつけるが、体力がもたない






どうしようっかな…







「きゃー!!!」







「どけどけー!邪魔だっ!!!」








歩く町人の間を荒々しく抜け走っていく浪士達








怪我人でも出たらどうするつもりだよ…









後処理のことを考えたらげんなりしてしまう